免疫力アップに美容効果に、良質な睡眠にはメリットがいっぱい

コロナで伸びる睡眠時間が 新型コロナウイルスの世界的な流行が始まって以降、欧米諸国では国民の睡眠時間が伸びたとするいくつかの調査結果が出ています。米コロラド大学が大学生を対象にした調査では、平均して毎日30分程度、以前よりも睡眠時間が増えていると報告されました。一方、スイス・バーゼル大学の研究者グループによれば、オーストリア、ドイツ、スイスの調査対象者の間で平均1晩当たり13分、睡眠が長くなっていることが分かりました。睡眠の質や量の低下が免疫力を下げることを考えると、こうした睡眠時間の変化はコロナ感染予防の点からも望ましいと言えそうです。   ストレス緩和や記憶の整理も 「免疫機能の調整」は睡眠の大切な役割の一つです。たとえば睡眠中の人の体内では、免疫の働きを活性化するサイトカインという免疫ホルモンが放出されます。また、睡眠を促すホルモンであるメラトニンには、免疫力を高める作用があるといわれています。 しかし睡眠の役割は免疫力を高めるだけではありません。健康維持に必要な様々な役割を睡眠は担っています。 ・体と脳に休息を与え疲労を回復する:睡眠時に分泌される成長ホルモンが、細胞の新陳代謝を促し、日中の活動で傷ついた皮膚や筋肉の機能を修復します。また、睡眠により脳を休ませることで、神経細胞の興奮が抑えられ、不安感や不快感などのストレス緩和に効果を発揮します。 ・美容・美肌効果:睡眠時に分泌される成長ホルモンには、肌のターンオーバーを促す働きや脂肪を燃焼させる効果もあります。 ・記憶を整理する:脳は睡眠中にその日の出来事や学習したことを整理・記憶する働きがあると考えられています。十分な睡眠が集中力を高め、脳機能を向上させます。 ・有害な毒素や脳の老廃物を排出する:体と脳のデトックスも睡眠の仕事です。   人が人生の3分の1を眠りに充てるのは、このような極めて大切な働きが睡眠にはあるからです。睡眠が人生の質を決めるといっても大げさではありません。みなさん良い睡眠を取れていますか。コロナの時代こそ自分の睡眠を見直してみるいい機会かもしれません。

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